SD3500
並列機能
最大5台まで並列接続し、出力容量を拡張させることができます。またN+1冗長のため、動作に必要な数に加えて余分に用意することで、故障によるシステム停止を防ぐことができます。
単相三線式交流出力
同じ型式同士2台を組み合わせて、単相三線式システムを構築できます。一つのシステムで、100V負荷と200V負荷を動作させることができます。
三相交流電源(Y結線)
同じ型式同士3台を組み合わせて、三相交流を出力させることができます。動力モーターのような産業用アプリケーションにも使用できます。Δ結線の負荷にも対応しています。
優先ソース選択可能な自動切換リレー内蔵
切換リレーが瞬時に(4msecまたは6msec)負荷の運転遮断を回避します。商用電源とインバータの優先ソースを設定できるため、停電対策や独立型太陽光システムの補助電源として利用できます。
※設定するには、オプションのコントローラCR-10、またはシリアル通信変換ケーブルCC-1でPCと接続する必要があります。
高いユーザビリティ
世界のあらゆる地域で使用できるよう、交流入出力電圧を97~123V(100Vモデル)/194~246V(200Vモデル)及び周波数を47 ~63Hzに任意設定できます。また直流入力電圧範囲も設定でき、ユーザーの幅広いアプリケーションに適応します。
豊富な外部通信機能
本体のリモート端子を使用することで、簡単に外部から電源のON/OFFできます。オプションのリモートコントローラCR-10、またはEthernet※経由で、状態確認や設定変更ができます。※SD2500とSD3500のみ
型式 | SD3500-112 | SD3500-124 | SD3500-148 | SD3500-212 | SD3500-224 | SD3500-248 |
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定格出力電力※1 | 3500VA | |||||
出力電力(3分) | 3500~4500VA | |||||
最大出力電力(3秒) | 4500~6000VA | |||||
サージ電力(0.2秒以下) | >6000VA | |||||
定格入力電圧 | 12Vdc | 24Vdc | 48Vdc | 12Vdc | 24Vdc | 48Vdc |
出力電圧(切換可) | 100(初期値)/110/115/120Vac±3% | 200(初期値)/220/230/240Vac±3% | ||||
周波数(切換可) | 50/60(初期値)Hz±0.1% | 50(初期値)/60Hz±0.1% | ||||
出力波形※2 | 正弦波(歪率3%以下) | |||||
最大効率 | 90% | 90% | 91% | 90% | 91% | 91% |
無負荷電流 | <2.9A | <1.4A | <0.8A | <3.6A | <1.8A | <1A |
消費電流 (パワーセーブモード) |
1.4A | 0.5A | 0.5A | 1.4A | 0.5A | 0.5A |
DC入力電圧範囲 | 10.0~16.0Vdc | 20.0~32.0Vdc | 40.0~64.0Vdc | 10.0~16.0Vdc | 20.0~32.0Vdc | 40.0~64.0Vdc |
AC入力電圧範囲 | 100/110/115/120Vac±12.5% | 200/220/230/240Vac±12.5% | ||||
AC入力選択周波数 | 50/60Hz | |||||
AC入力同期周波数 | 47~57/53~63Hz | |||||
ブレーカー | 35A | 20A | ||||
無遮断切換時間 | 単体使用時4msec以下、並列運転時6msec以下 | |||||
入力保護回路 | 低電圧、過電圧、逆極性接続(ヒューズ)、AC入力過電流(ブレーカー) | |||||
出力保護回路 | 過負荷、短絡、過温度、過電圧 | |||||
安全規格 | - | EN62368-1 | ||||
EMC規格※3 | - | EN55014-1、EN55014-2; EN61000-3-2、-3-3; EN61204-3; EN61000-6-1、-6-2、-6-3、-6-4 |
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eマーク | - | CISPR 25; ISO 7637-2 | ||||
耐圧 | バッテリー入力 – AC出力:2121Vdc バッテリー入力 – シャーシグラウンド:500Vdc AC出力 – シャーシグラウンド:1414Vdc |
バッテリー入力 – AC出力:4242Vdc バッテリー入力 – シャーシグラウンド:500Vdc AC出力 – シャーシグラウンド:2121Vdc |
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絶縁抵抗 | 100MΩ/500Vdc | |||||
耐振 | 10~500Hz、2G 10min./ 1cycle、60分 XYZ各方向 | |||||
動作温度範囲※1 | -20~+60℃ | |||||
保存温度/湿度範囲 | -40~+70℃/0~90%RH(結露無きこと) | |||||
冷却 | 温度負荷連動ファン | |||||
オプション | リモートコントローラCR-10、リモートコントローラCR-8、リモートコントローラCR-6(12V/24V用のみ) 通信ケーブルCC-1 |
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寸法(L×W×H) | 496×283×128mm | |||||
重量 | 10kg |
◆仕様及び外観は、改良のため予告無く変更することがあります。
◆記載無きものは、定格動作時にて測定
※1 特性図をご参照ください。
※2 入力電圧が定格の1.15倍以上の電圧で、出力電圧が110/230Vac、線形負荷にて測定
※3 EN50014-1、EN55014-2 ClassB は、出力ケーブル2m以内に使用してください。
ディレーティングカーブは動作推奨値です。自動的に出力が停止するわけではありません。ご使用のシステム、環境により、ディレーティングカーブの範囲内でも過負荷保護、および過温度保護が働く場合がありますので、余裕を持ったシステム設計を行ってください。
Q.Ethernetで接続すると何が出来るのですか。
PCなどのWebブラウザを使用して、現在の状態や設定を変更することが出来る様になります。また、RS-232通信やリモートコントローラ(CR-10)と異なり、1台のPCで複数台のSDインバータの状態確認や設定変更が可能になるため、複数台のSDインバータを使用する場合特に有用です。尚、イーサネット通信機能は、SD1500に対応していません。SD2500とSD3500のみ対応しています。
Q.パラメーター調整機能をRS-232、CR-10で行う場合、SDシリーズに設定は必要ですか。
はい、SDシリーズのDIPスイッチS8を0に設定してください。S8が1の場合でも動作中にパラメーターを変更することができますが、設定が保存されません。
Q.並列モードでマスターモジュールであるユニットを教えてください。
並列モードでは、どのモジュールでもマスターモジュールとして使用することができます。並列モードでは、はじめに電源をONにしたSDがマスターモジュールになります。メインスイッチ及びリモートによるON/OFFはマスターモジュールのみ操作可能になります。他のユニットは自動的にスレーブモジュールとなり、マスターモジュールと連動するため、スレーブモジュールの電源スイッチを操作する必要がありません。
Q.低電圧遮断後にアラームが鳴りますか。また、低電圧時のアラームを無くすことはできますか。
低電圧遮断時にはアラームはなりません。しかし、CR-10を使用している場合、低電圧遮断後アラームが鳴り続けます。
RS-232でFUNC16の設定を変更することにより低電圧警報、及びCR-10の低電圧遮断時のアラームを無くすことができます。
Q.電源ON/OFF制御方法と、その優先順位を教えてください。
下記のリンクから詳細をご覧になれます。ご確認ください。
SDインバータの電源ON/OFF制御方法と、その優先順位について
Q.単相三線、並列、三相にするとき、各インバータのCANを接続するケーブルはどんなものを使用すればいいですか。
CANの接続にはLANケーブルが使用可能です。ただし、CAT5e以降のものをご使用ください。CAT5e以前のものを使用すると、正しく動作しない場合があります。
Q.リモートコントロール端子の配線方法を教えてください。
下記のリンクから詳細をご覧になれます。ご確認ください。
SDシリーズのリモートコントロール端子について
Q.バッテリーに配線するケーブルとヒューズの推奨サイズを教えてください。
下記のリンクから詳細をご覧になれます。ご確認ください。
SDシリーズインバータケーブル、端子、ヒューズサイズ
Q.リモートコントロール端子のENBとGND間に設置するスイッチは、許容電流最大何Aまで必要ですか。
リモートコントロール端子は信号の受け渡しなので、1Aにも満たないかなり小さな電流です。定格1Aのスイッチをご利用いただけます。
Q.パワーセーブモードは何ですか。
下記のリンクから詳細をご覧になれます。ご確認ください。
パワーセーブモード機能について
Q.ACのみ入力されている場合、出力されますか。
はい。DCの入力が無く、ACのみ入力されている場合、周波数、設定モードに関わらず、ACバイパスとなり、そのまま出力されます。